大人になったライブキッズ

大阪アメリカ村でGabba Gabba Boys(ガバガバボーイズ)というバンドをしています。

マインドセットをオーバードーズした銀座コリドー街の夜【後編】

前編はこちら↓

gabbadj.hatenablog.com

 

300barを出ると、ストリートにもかなりの人がおり、コリドー街にいることを実感しました。

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とにかくあれこれ考えず、通りがかった女の子達に適当に声掛け。返事はしてくれるものの、みんな2人組、1人の僕とは飲みに行ってくれません。

 

 

 

メインの通りから曲がって少しのところに1人で立っている子がいたので話しかけると、近くのガールズバー?か何かの店員で、店に来いとのことなので離脱!

 

 

 

 

 

 

 

ナンパ待ちで飲み屋のキャッチが成立するって、コリドー街すげぇな!!

 

 

 

 

 

 

こりゃこのまま1人で声掛けてても埒があかんってことで、サラリーマン3人組に声掛け!

30代2人と後輩の20代1人という組み合わせでした。

 

正直に大阪から1人で出張で来たこと、観光気分でコリドー街に来たものの1人では厳しいこと、マインドセットが完璧なため気分はハイスぺリーマンなことなどを誠意を持って説明しました。

 

すると彼らも、めんどくさい関西人を後輩に押し付ける形で僕の誠意が伝わったようで、後輩1人を置いて行ってくれました。

 

 

 

急造コンビを組むこととなった20代の彼は、大学まで野球をやっていたらしくかなりのガッチリ体型、髪型はカッチカチのツーブロックでした。

 

(´-`).。oO(これが噂のツーブロックゴリラか・・・(以下、ツーゴ君))

 

 

 

後ほど合流することを約束し、30代の2人を見送った後、

 

僕「ごめんな、急に話しかけた僕なんかと一緒になって。ちょっとしたら先輩らのとこに帰すから、お願いしますね。」 

 

ツーゴ君「いえ、こちらこそよろしくお願いします。せっかくなので、勉強させていただきます。」 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(えっ!!??勉強すんの???俺から学ぶことないで!!!)

 

 

 

 話していくと、けっこーなリアルハイスペック!

(大丈夫かな??

主に俺、大丈夫かな??)

 

 

 という心の声は押し殺しつつ、なんとか通りかかった2人組に声掛け!

目の前にある店で飲むことになりました。

 

 

 

 

 2人はだいたいこんなかんじでした。

 

 

・20代半ば

(以下、どーでもいい子1、2)

 

 

 

 

 

 

 

いや、この子達2人もよく笑う良い子達で、楽しかったんですが、そんなことどーでもよくなるくらい、ツーゴ君の太鼓持ち感がすげぇ!!

 

ついさっき会ったのに、俺のことめっちゃ持ち上げるよ!!

女の子の話しより、何故か俺のテキトーな話しを拡げようとするよ!!

 

俺は「同じ会社の先輩で、今は大阪勤務」っていうさっき決めた設定しかないに、勝手に女の子に

 ツーゴ君「先輩は大阪支社でエース級の仕事ぶりで、その噂は東京本社でも有名。」

とか、  

 ツーゴ君「先輩の仕事から学べることがないか、いつも考えてる。」

 とかやたら僕を褒めちぎってきます。

 

こっちも返さないと悪いかなと思い、

僕「ツーゴ君もよく仕事できるって聞いてるよ。」

とか言ってみるものの、2〜3倍になって返ってくる感じです。 

 

 

もしかして太鼓持ちのメジャーの人ですか?

ってかslipknotの中身の人ですか?

ツーバスを走るみたいに踏むんですか?

太鼓だけじゃなくドラム缶とかガンガン叩いてません?

ファーストの一曲目からHere comes the Painのシャウトでキッズの心を鷲掴みですか??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっと自分でも何いってるかわからなくなったので、話しを戻します。

 

とりあえずどーでもいい子らと小一時間飲んで、連絡先だけ交換して放流!

僕は泥酔ポンコツ感がちょっと出てきだしたくらいなので、ツーゴ君にタバコに付き合ってもらいました。

 

 

 

すると、目の前を美女2人が男2人を完全にあしらってる感じで通過。

 

 

 

 

 

完全になんとなく

僕「今の子ら、かわいかったなー。」

と言ってみたところ、

 

ツーゴ君「わかりました。さっきは声掛けていただいたので、僕が絶対にオープンする声掛けをします。」

 

(´-`).。oO(頼もしい!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

男2人をあしらう彼女らを尾行。

 

男達があきらめたくらいのタイミングで、おもむろに電話がかかってきたフリをするツーゴ君。

 

 

 

ツーゴ君「もしもし、どしたー?っっっっっまじで??上野のパンダが逃げたって???

すいません、この辺りでパンダ見ませんでした??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(´-`).。oO(まじか、、)

 

 

僕「すいません、パンダって知ってます?モノトーンコーデでモフモフのやつなんですけど!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日、初のガンシカでした\(^o^)/オワタ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ツーゴ君「いやー、ダメでしたね。すいません(苦笑)。」

 

僕「いや、ツーゴ君は悪くないよ!

フォローしきれんかった俺が悪い。ってかあの子らもおかしくない?パンダが逃げたんやで?大事件やん!!速報でニュースになるやつやん!それを報道より前に食い止めるために探してるんやで!ほんまに一分一秒を争う事態で困ってる人を無視??東京の人はそんなに冷たいの?っつーかあの子ら人を見る目が無さ過ぎちゃう?俺らは上野のパンダが逃げたことが、直接ケータイに電話かかってくるほどのハイスぺやで?パンダを輸入するほどの商社?それか外務省?パンダって輸入っていうの?????」

 

 アルコールとマインドセットとツーゴ君の太鼓により、ちょっとおかしくなっていたのか、パンダが逃げたことを事実として受け止めたまま、ツーゴ君は悪くないってことを必死に訴えました。

 

ツーゴ君は僕をなだめつつも先輩達に連絡をし、先輩達と再び合流したところで解散となりました。

 

 

いや、マインドセットもアルコールも抜けた今なら分かる。

  

ツーゴ君が思いっきりスベっていること。

 

美女2人はただただ酔っ払いにからまれた感じになっていること。

 

僕は全くハイスぺリーマンではないこと。

 

あと、外務省でもないこと。

 

なので、パンダが逃げたからって連絡がくることはないこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あと、そもそもパンダは逃げていないこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マインドセットのし過ぎと、お酒の飲み過ぎにはほんまに気を付けましょう。

 

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