大人になったライブキッズ

大阪アメリカ村でGabba Gabba Boys(ガバガバボーイズ)というバンドをしています。

アポで聞いた愛すべき男たち② 〜運命を感じる男〜

前回に続き、女の子とのアポで聞いた話しを書いていきます。

前回記事はこちら↓

gabbadj.hatenablog.com

 

 

 

彼女とはクラブで連絡先を交換して、後日会いました。彼女は最近、出会いを求めて積極的に活動しており、クラブに行ったのもそのうちの一つとのこと。

「じゃあ最近あった恋愛エピソードを教えて」と聞いてみたところ、こんな話しをしてくれました。

 

それでは彼女の回顧録風にどうぞ。

 

 

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彼とは最近始めたマッチングアプリで知り合いました。

 

アプリではたくさんの男性からアプローチがありますが、実際に会う方はそれほど多くありません。アプローチがあった男性の中からプロフィールや写真などを見て、良さそうな男性にしか返事はしませんし、こちらから返事をしても、その後のやり取りでなんとなくメッセージが続かなくなったりするからです。

 

またアプリを利用する男性の中には、お互いのことをほとんど何も知らないまますぐに会おうと言ってきたり、遊び目的と思われる男性も少なくありません。

 

私は出会いの数を増やしたいとは思っていますが、その中から真剣な恋愛に繋がるものを探したいので、遊び目的と思われる男性と会うことはしませんでした。

 

そんな中、彼とのラインは気がつけば1ヶ月以上も続いていました。彼からのラインは煩わしくならないくらいのちょうど良いペースで、私もだんだんと彼からのメッセージを心待ちにするようになっていました。

 

ついに彼から一度会おうという提案があり、次の土曜日の夜、食事に行くことになりました。週末が楽しみで、その週は仕事も手につかないほどでした。前日に彼から「会う前にどうしても言っておかなければいけないことがある」というラインが届き、そこには要約するとこんなことが書かれていました。

 

・今までマッチングアプリで何人かと会ってきたけど、恋愛に発展するようなことはなかった。

・けれどあなたはこれまでの人たちとは違うと感じている。

・運命のようなものを感じており、できれば付き合いたいと思っている。

・そこまで思っているからこそ、実際に会うことが少し怖いと感じている。

・こんなに理想的な人と会ってしまうと、自分自身のコントロールができなくなってしまうかもしれない。

・変に暴走して、あなたに失礼があってはいけない

・だから落ち着くために、お手数ですが手でシて欲しい

・手でシてくれることを約束できないなら、明日は会わない

・よく考えて返事をしてほしい。

 

 

彼からのラインを最後まで読み終えると同時に、「じゃあ行きません」とだけ返信し、彼をブロックしました。

 

 

この彼からの最後のラインですが、彼女のスマホに残っていたものを実際に見せてもらいました。

それまでお互いに1〜2行程度の短いメッセージでのやり取りが続いていたのに、突如、画面をスクロールしないといけないほどの長文、その中に「お手数ですが手でシて欲しい」という強烈なパンチラインが実際に使われていました。

 

何からツッコんだらよいのかもわからなくなるような彼ですが、この話を聞き終えてまず思ったのは、めっちゃ手〇キが足引っ張ってない?ってことでした。

 

 彼のメッセージをそのまま信じるならば、運命を感じてゆくゆくは付き合いたいと思っている女性なら、普通にがんばって口説いてS〇Xを目指せばよくないですか?

丁寧な長文のメッセージで遠慮がちに頼んだことが手◯キって、、

ただただ変態感が出てるだけのような、、

 

 

それともこんな奴の言うことなど、信用しない方がよいでしょうか。アプリで出会ったたくさんの人に同じメッセージを送り、そのうち2~3人が引っかかれば良いという考えでしょうか、、、

 

もしそうだとしたら手〇キまで手数かけ過ぎじゃない??

一ヶ月以上もラインしたのに、最後が雑過ぎません?

そのマメさがあれば、会ってから丁寧に口説くこともできたんでは?

それともラインはマメにできるけど、実際に会いに行くのは「手◯キ確定」くらいのメリットがないと面倒なんでしょうか?

 

 

そもそもこれ、たくさんの人に送ったからって成功することあるんですかね。

このメッセージを送られた女性が、「私のことを運命の人だって言ってるし、まあ手でなら、、」って思うところが全く想像できないんですが。

むしろ運命の人だ何だと持ち上げたことで、最終的にお願いした手◯キの手の平返し感がより際立っているような、、

 

 

 

 

 

 

 

 

と、彼の意図をあれこれ想像してみつつ、「手◯キが足引っ張ってる」だの、「手◯キまで手数かけ過ぎ」だの、「手◯キの手の平返し」だのとパンチラインになりそうな言い回しを探ってきました。

でも「お手数ですが手でシて欲しい」がフレーズとして際立ってますね。

 

突如あんな長文ラインを送ってくる意味が全然わかりませんでしたが、多分ただ言いたかっただけやなってことで納得することにしました。

アポで聞いた愛すべき男たち① ~幸せになれそうで付き合った男~

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新たに出会った女の子と初めて二人で飲みに行く時、相手の過去の恋愛についてのトークは鉄板です。

 

・女の子はそもそも恋愛トークが好きなので、饒舌になる

・人は誰でも自分の話をしている時が楽しいと感じる

・過去の恋愛から相手の恋愛価値観を探り、自分をアジャストしていける

これらのメリットがあるので、その後の展開につなげやすくなるからです。

 

過去の恋愛トークを聞く上で注意すべき点は、元カレの批判をしないということです。

女の子からすると過去の恋愛なので、あえて元カレを悪く言ったりもしますが、それでもかつては付き合っていた人です。女の子の愚痴を呼び水に、出会ったばかりの男であるこちらが元カレをディスると途端に雰囲気は悪くなります。

 

と、恋愛指南書などによく書かれているようなことを書いてみました。

僕もこの初デートの基本戦術ともいえるトークは必ずします。過去の恋愛から女の子の価値観を探り、その後の展開につなげる。この流れを意識的に行うことが、デートを成功させる一番の方法かと思いますが、たまに、その後の展開なんてどうでもよくなるくらい、女の子の話自体に興味を惹かれることがあります。

 

そんな興味を惹かれた過去の恋愛話を「アポで聞いた愛すべき男たち」と題して、いくつか書いていこうと思います。

 

それではここからは女の子の回顧録風にどうぞ。

 

彼とは友達が誘ってくれた飲み会で知り合いました。第一印象はまじめでおとなしそうな人という感じ。男らしくリードしてくれる男性がタイプの私は、彼のことを初めは恋愛対象とは見ていませんでした。

 

しかし彼はそうではなかったようで、出会った日からラインのやり取りが始まり、ご飯にも誘ってくれました。「まあそのくらいなら」と誘われるがままに何度か食事をした後、彼から付き合ってほしいと告白されました。

 

その時は断ったのですが、その後もそれまでと変わらず誘ってくれる彼。さらに何度か会ううちに、私は彼の優しくて誠実な人柄に好感を抱くようになっていました。

 

当時、私は1年くらい彼氏がおらず、他にいいなと思う男性もいません。

彼のことは好みのタイプではないけど、こういう優しくて私のことを好きでいてくれる人と付き合ったら幸せだろうな。そんな思いが少しずつ強くなり、彼に伝えることにしました。

 

次に会った時、待ち合わせの場所に彼が来てすぐ、私はこう伝えました。

「◯◯くんは前に私と付き合いたいって言ってくれたよね。もし、今も変わらずそう思ってくれてるんなら、私も付き合いたい。」

 

すると彼は、少し驚いた表情で私を見て、

「ほんとでしゅか?」

と言いました。

 

突然の告白に、思わず返答に噛んでしまった彼をかわいいと思えるほど、私も彼を好きになっていたんだと思います。

 

しかし、その日を最後に彼と会うことは一度もありませんでした。

 

 

 

というのも、その日のデート中、彼がずっと赤ちゃん言葉だったからです。

 

その日はランチをした後、ショッピングという予定でした。

 

パスタ屋さんで彼は一口食べるたびに

「おいちぃねぇ。」

と言い、食べ終わるとコップを両手で持ち、私を見て

「おみじゅいれてくだしゃい。」

と言います。

 

告白する前の彼なら、「このパスタめっちゃウマいな。」「ちょっと水とって。」と言っていたのにと、目の前で起きていることが信じられませんでした。

 

私たちが席に着いて少しすると、隣の席の女子大生らしき4人組が明らかにヒソヒソ話しを始めました。でもそれも仕方がないくらい、私たちカップルは店内でも浮いた存在になっていました。

 

食事を終えると、私は「急激に体調が悪くなった」と自分でも本当か嘘か分からないようなことを彼に告げ、ショッピングの予定を中止して帰りました。

その日のうちに彼から私の体調を気遣うメールもきましたが、私から返信することはなく、そのまま別れてしまいました。

 

 

 

彼女の話しを笑いながら聞いていたんですが、途中で「元カレはディスってはいけない」ということを思い出し、精一杯フォローしてみることにしました。

 

僕「人前でも堂々としてて、男らしい彼氏やったんやね。しかも君の知らない世界にグイグイリードしていきそうやし。まさに理想のタイプの「男らしくてリードしてくれる人」やな。」

 

彼女「いや、理想のタイプではなかったよ、、」

 

僕「自分も含め普通の男は性癖とかは初め隠したりするけど、付き合ってすぐにそこまで自分を出せるなんて、男らしくて誠実な証拠やで。」

 

彼女「いや、できれば徐々に出して欲しかったよ、、」

 

僕「赤ちゃんプレイを徐々に出すってのも難しいやろ。だんだん若返っていくってこと?そんなことしたら中学生あたりで反抗期迎えた頃とか、赤ちゃんよりキツいで。」

 

彼女「いや、若返らんでええから!そういう趣味があるっていうことを少しずつ分からせてくれたら良かったかなって。」

 

僕「ちょっとずつ分からせるのも難しいやろ。こっちも赤ちゃんに成り切らなあかんし。0か100かしかないやろ。

 

彼女「え、、赤ちゃんプレイする人の意見になってるけど、、、したいの?」

 

僕「いや、そんなことは、、」

 

彼女「本当はしたいんじゃないの?」

 

僕「そんなことはないけど、じゃあ例えば僕と付き合ったとして、事前に赤ちゃんプレイがしたいって伝えてたとしたらする?」

 

彼女「まあ好きな人がそう言うならするかな。」

 

 

 

 

僕「ほんとでしゅか?

 

彼女「やっぱ無理!

 

 

 

 

フォローできませんでした。

 

 

 

 

 

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まっさらなスニーカーで沼にハマる【後編】

 

gabbadj.hatenablog.com

↑前編はこちら

 

ついにスニーカーを買う

 

スニーカーを買おうと思って調べ始め、新作をチェックしたり、ネットで買おうとして買えず、みたいなことを繰り返しているうちに、数ヶ月が経っていました。

この頃には「もーどれでもええからさっさと買ってしまいたい。」と思うようになっていました。

 その時にちょうどチェックしたのがコレです。

snkrdunk.com

 

言わずと知れた日本でのスニーカーブームを作ったair max 95と、ナイキの新しいソールであるair vaporのハイブリッドモデル。スニーカー初心者の僕にはちょうど良いモデルのような気がします。

しかも、9月6日発売ですが、心斎橋店のみ台風の影響で9月8日の土曜日に発売が延期されたとのこと。土曜日なら実店舗に並べます。

 

そういうわけで、休みの日の朝から心斎橋のナイキに並んできました。

HPに9時からと書いてあったので10分前くらいに行くと、すでに10人くらいが並んでいました。9時になると、順番にくじで整理券を引いていき、その整理券の順番で購入できるとのこと。おそらく早い者勝ちにすると前日とかから並ぶ人もいるかもしれないので、その防止のためでしょうか。

とりあえず、くじをひいてみたところ、、

 

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1番をひきました。

 

が、9時にくじ引きをして、購入できるのは11時とのこと。早朝から2時間待って購入しました。本当に初心者がスニーカーを買うのはとても大変でした。

 

 

しかし、数ヵ月探し続けて、やっと購入した初のハイテクスニーカー。発売日が延期になったおかげで店に並ぶことができ、抽選ではなんと1番をひいた、僕にとっては運命の一足です。

 

 

そんな運命の一足が、、

 

 

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数日後にはZOZOで普通に売ってました。。。

しかもZOZOARIGATOメンバーは10%OFFらしいです。

 

 

買いに行った時点では、「わざわざ並んでまで買う、レアなイケてるスニーカー」だと思い込んでいたんですが、どうやら普通のスニーカーだったみたいです。確かに何かとコラボしているわけでもないし、店に並んだ時も「意外と人少ないな」とは思いました。

 

 しかし、見た目もカッコいいと思った選んだし、買うのにも苦労した、僕にとっては運命の1足であることは間違いないと自分を納得させました。

するとそれまでのスニーカー熱は急激に冷め、新作スニーカーをチェックすることも止め、スニーカー情報のツイッターもフォローを外しました。

どうやら僕は本格的に趣味としてスニーカーにハマるところまでは行っていなかったようです。

 

 

 まっさらなスニーカーでフェスへ

 

 行ってきました!

マスターコロシアム2018!

そもそもスニーカーを買おうと思ったのは、ライブやフェスでヒザが痛くならないためです。zozoで買えるものをわざわざ店に並んで買い、運命の1足に仕立て上げたのも全てはライブを楽しむためです。

残暑厳しい9月に昼間っから立ちっぱなしのフェス、しかし大丈夫です。足元ではNikeが誇る「Vapor Max Air テクノロジー」が僕を守っています。

 

 

足の疲れやヒザの痛みなど全く感じることなく、トリのPanまで存分に楽しむつもりで臨んだこの日、一緒に行ったうちのバンドのベースの呟きがこちらです↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いやー、ヒザがどうこうとか以前に、最近お酒飲み出したら3時間くらいで寝てしまうんやった、、

 

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まっさらなスニーカーで沼にハマる【前編】

 

 

昨年の夏前、ふとスニーカーを買おうと思いました。

というのも最近どうも長く立っているとヒザが痛いんです。

 

ライブハウスに4〜5バンド出るくらいのイベントなら、まあ休み休みで大丈夫です。

お客さんいっぱいで途中で休めないとなると、ヒザにきます。

フェスとかで、お昼からやってるし、けっこー歩くみたいなことになると、数日後までヒザのダメージが残ります。

 

こんな状態ではライブを楽しむどころではないんで、何か対策をと思い、新しいスニーカーを買うことにしました!

 

 

「ヒザが痛くならないクッション性を持ったカッコいいスニーカー」

 

 

たったこれだけの条件でスニーカーを探した結果、僕はスニーカーの沼にどっぷりハマってしまいました。 

カッコいいと思えるスニーカーをたった一足だけ買うのは、本当に難しいことです。

僕がスニーカーを買うまでにたどった過程を書くことで、その難しさを少しでもわかってもらえたらと思います。

 

スニーカーにハマるまで

 1st step

スニーカーを買うために、まずはたくさん見てみようということで、僕は丸一日かけて心斎橋をブラついてみました。

 

「今日見た中で一番カッコいいやつ買えばええわ」と思い、ナイキ、アディダス、プーマ、ニューバランスの直営店はもちろん、量販店も含め散々見てまわりました。

 

その結果わかったのは、

「スニーカーって、カッコいいのあり過ぎて全然一番が決めらんねぇ!」

ってことでした。

 クッション性の優れたハイテク系のスニーカーは、個性的なフォルムやカラーリングのものが多く、見た目での一番を決めるなんてことは、到底無理でした。

 

こりゃまずいと思い、その日は買うのをあきらめ、次の日からググって情報収集を始めました。

 

この「情報収集」がさらに状況を悪化させていきます。

 

 2nd step

次の日から、通勤電車の中でスニーカーを検索する日々が始まりました。

 

見た目で決められないのなら、クッション性や履き心地といった機能性で候補を絞っていこうと考え、製品紹介を読み漁っていきます。

結果、調べれば調べていくほど分かったことは、「テクノロジーがスゲぇ!」ってことです。

 

 各メーカーの公式HPには、あれやこれやとその一足に込められたテクノロジーの粋の結集っぷりが載っています。

 

多分、どれも「そこそこクッション性があります」ってことが書いてあるんですが、僕の読解力では、

「これ履いたら、どこまででも走れる?」

「ってかこっちなら走ることがしんどいって感じることがなくなる?」

「片やこっちなら運動能力上がる?」

「それどころかこれなら動くこと自体が喜びに!?じゃあ履けば痩せる一方やん!」

となり、

「それぞれ一足ずつは買ってみるか、比べてみなわからんし。」となって、いつの間にか何足か買いそうです。

 

こりゃまずいと思い、どれもある程度クッション性あるんやろってことでテクノロジーで比べるのはあきらめ、何か決め手になる一足を選ぶことにしました。

 

この「決め手選び」がまた悩ましいんです。

 

  3rd step

 

各メーカーのHPを見ているうちは、販売中のモデルしか掲載されていないので、数が多いといいつつもある程度限られた範囲の中で選ぶことができました。

 

しかし、決め手になる何かを求めると、過去に販売された特別なモデルが目につくようになってきます。アーティストやアスリートのシグネチャーモデルや、他のブランドとのコラボモデルなどです。

これらは確かに見た目もカッコいいし、そのレア感に後押しされ、すぐに欲しくなります。しかし購入を阻む高いハードルがあります。値段です。いわゆるプレ値ってやつですね。平気で定価の2倍3倍の値段で売られています。

 

「俺はスニーカー集めるわけじゃないし、1足だけなら多少高くても・・・」とか思ってしまい、何度か買いそうになることはありましたが、さすがに定価より高いものを買うのはやめました。

 

4th step

いろいろ考えた結果、新作スニーカーにアンテナを貼り、自分に刺さったものを本気で買いにいってみることにしました。

このサイトをブックマークし、

snkrdunk.com

@snkrdunkツイッターでフォローしました。

 

ここまでくると、すでに沼にハマった状態です。

スマホを見るたびに新作スニーカーをチェックし、外を歩いている時にも他人の履いているスニーカーばかりが気になります。

 

この「沼にハマった状態」からスニーカーを買おうとするんですが、ただ新作スニーカーを買うと言ってもそれも簡単なことではありません。

 

新作スニーカーを買うまでのハードル

新作スニーカーを買うにも、それまで知らなかったいくつかの困難がありました。

スニーカーを買うだけのことが何が難しいのか分からないと思うので、順に説明していきます。

 

① 新作のみに限っても数が多すぎる

 

まず、新作スニーカーがどれくらいあるかご存知でしょうか。

僕がスニーカーを頻繁にチェックしていた2018年8月の一か月間で、上記のサイト「スニーカーダンク」で紹介された新作スニーカーは66種類です。

 なんと、1日2足を上回るペースで新作が出ています。

新作だけに絞っても一番カッコいいと自分が思えるものを決めることは難しいです。

 

 

② ネットではほぼ買えない

 

新作スニーカーは発売日の朝9時にメーカーのHPで販売が開始されるのですが、これがどのスニーカーも全く繋がらないです。

何度かチャレンジしてみましたが、発売開始と同時に購入ボタンを押しては繋がらないということを繰り返し、そのうち売り切れになります。

しかも平日休日関係なくスニーカーは発売されるので、僕のような平日9時に始業となるサラリーマンにはチャレンジ自体もそう頻繁にはできません。

買うためには実店舗の開店に合わせて並ぶことが一番の近道となります。

 

 

③ そもそも店舗に並ぶことさえできないものもある

 

これが驚いたんですが、レアスニーカーの中にはその発売日に並ぶための条件が設けられていることがあるんです。

いわゆる「スニーカードレスコード」といわれるもので、スニーカーの発売日に店舗に並ぶ際に、3種類くらいの以前発売になったレアスニーカーを履いてくるよう店側が指定するというものです。

おそらく転売目的で買いに来る人を排除するためにしていることなんでしょう。スニーカーの中には定価から数万くらい値上がりするものもザラなので、転売が横行することも、それを排除しようとする動きがあることも理解できます。

しかしこれを知った時には、「僕のような素人にはそもそも並ぶことさえ許されないスニーカーがある」ということに愕然としました。

 

 

こうした条件の中、ついに新作スニーカーの購入に踏み切ります。

 

(続く)

 

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マインドセットをオーバードーズした銀座コリドー街の夜【後編】

前編はこちら↓

gabbadj.hatenablog.com

 

300barを出ると、ストリートにもかなりの人がおり、コリドー街にいることを実感しました。

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とにかくあれこれ考えず、通りがかった女の子達に適当に声掛け。返事はしてくれるものの、みんな2人組、1人の僕とは飲みに行ってくれません。

 

 

 

メインの通りから曲がって少しのところに1人で立っている子がいたので話しかけると、近くのガールズバー?か何かの店員で、店に来いとのことなので離脱!

 

 

 

 

 

 

 

ナンパ待ちで飲み屋のキャッチが成立するって、コリドー街すげぇな!!

 

 

 

 

 

 

こりゃこのまま1人で声掛けてても埒があかんってことで、サラリーマン3人組に声掛け!

30代2人と後輩の20代1人という組み合わせでした。

 

正直に大阪から1人で出張で来たこと、観光気分でコリドー街に来たものの1人では厳しいこと、マインドセットが完璧なため気分はハイスぺリーマンなことなどを誠意を持って説明しました。

 

すると彼らも、めんどくさい関西人を後輩に押し付ける形で僕の誠意が伝わったようで、後輩1人を置いて行ってくれました。

 

 

 

急造コンビを組むこととなった20代の彼は、大学まで野球をやっていたらしくかなりのガッチリ体型、髪型はカッチカチのツーブロックでした。

 

(´-`).。oO(これが噂のツーブロックゴリラか・・・(以下、ツーゴ君))

 

 

 

後ほど合流することを約束し、30代の2人を見送った後、

 

僕「ごめんな、急に話しかけた僕なんかと一緒になって。ちょっとしたら先輩らのとこに帰すから、お願いしますね。」 

 

ツーゴ君「いえ、こちらこそよろしくお願いします。せっかくなので、勉強させていただきます。」 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(えっ!!??勉強すんの???俺から学ぶことないで!!!)

 

 

 

 話していくと、けっこーなリアルハイスペック!

(大丈夫かな??

主に俺、大丈夫かな??)

 

 

 という心の声は押し殺しつつ、なんとか通りかかった2人組に声掛け!

目の前にある店で飲むことになりました。

 

 

 

 

 2人はだいたいこんなかんじでした。

 

 

・20代半ば

(以下、どーでもいい子1、2)

 

 

 

 

 

 

 

いや、この子達2人もよく笑う良い子達で、楽しかったんですが、そんなことどーでもよくなるくらい、ツーゴ君の太鼓持ち感がすげぇ!!

 

ついさっき会ったのに、俺のことめっちゃ持ち上げるよ!!

女の子の話しより、何故か俺のテキトーな話しを拡げようとするよ!!

 

俺は「同じ会社の先輩で、今は大阪勤務」っていうさっき決めた設定しかないに、勝手に女の子に

 ツーゴ君「先輩は大阪支社でエース級の仕事ぶりで、その噂は東京本社でも有名。」

とか、  

 ツーゴ君「先輩の仕事から学べることがないか、いつも考えてる。」

 とかやたら僕を褒めちぎってきます。

 

こっちも返さないと悪いかなと思い、

僕「ツーゴ君もよく仕事できるって聞いてるよ。」

とか言ってみるものの、2〜3倍になって返ってくる感じです。 

 

 

もしかして太鼓持ちのメジャーの人ですか?

ってかslipknotの中身の人ですか?

ツーバスを走るみたいに踏むんですか?

太鼓だけじゃなくドラム缶とかガンガン叩いてません?

ファーストの一曲目からHere comes the Painのシャウトでキッズの心を鷲掴みですか??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっと自分でも何いってるかわからなくなったので、話しを戻します。

 

とりあえずどーでもいい子らと小一時間飲んで、連絡先だけ交換して放流!

僕は泥酔ポンコツ感がちょっと出てきだしたくらいなので、ツーゴ君にタバコに付き合ってもらいました。

 

 

 

すると、目の前を美女2人が男2人を完全にあしらってる感じで通過。

 

 

 

 

 

完全になんとなく

僕「今の子ら、かわいかったなー。」

と言ってみたところ、

 

ツーゴ君「わかりました。さっきは声掛けていただいたので、僕が絶対にオープンする声掛けをします。」

 

(´-`).。oO(頼もしい!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

男2人をあしらう彼女らを尾行。

 

男達があきらめたくらいのタイミングで、おもむろに電話がかかってきたフリをするツーゴ君。

 

 

 

ツーゴ君「もしもし、どしたー?っっっっっまじで??上野のパンダが逃げたって???

すいません、この辺りでパンダ見ませんでした??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(´-`).。oO(まじか、、)

 

 

僕「すいません、パンダって知ってます?モノトーンコーデでモフモフのやつなんですけど!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日、初のガンシカでした\(^o^)/オワタ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ツーゴ君「いやー、ダメでしたね。すいません(苦笑)。」

 

僕「いや、ツーゴ君は悪くないよ!

フォローしきれんかった俺が悪い。ってかあの子らもおかしくない?パンダが逃げたんやで?大事件やん!!速報でニュースになるやつやん!それを報道より前に食い止めるために探してるんやで!ほんまに一分一秒を争う事態で困ってる人を無視??東京の人はそんなに冷たいの?っつーかあの子ら人を見る目が無さ過ぎちゃう?俺らは上野のパンダが逃げたことが、直接ケータイに電話かかってくるほどのハイスぺやで?パンダを輸入するほどの商社?それか外務省?パンダって輸入っていうの?????」

 

 アルコールとマインドセットとツーゴ君の太鼓により、ちょっとおかしくなっていたのか、パンダが逃げたことを事実として受け止めたまま、ツーゴ君は悪くないってことを必死に訴えました。

 

ツーゴ君は僕をなだめつつも先輩達に連絡をし、先輩達と再び合流したところで解散となりました。

 

 

いや、マインドセットもアルコールも抜けた今なら分かる。

  

ツーゴ君が思いっきりスベっていること。

 

美女2人はただただ酔っ払いにからまれた感じになっていること。

 

僕は全くハイスぺリーマンではないこと。

 

あと、外務省でもないこと。

 

なので、パンダが逃げたからって連絡がくることはないこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あと、そもそもパンダは逃げていないこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マインドセットのし過ぎと、お酒の飲み過ぎにはほんまに気を付けましょう。

 

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マインドセットをオーバードーズした銀座コリドー街の夜【前編】

皆さんはマインド・セットという言葉を知っていますか。

 

サクッとググってみると、コトバンクでの解説は以下のとおりでした。

 

マインドセットとは、考え方の基本的な枠組みのこと。組織に対してだけでなく、個人に対しても用いられる。 組織においては、マインドセットは企業の意思決定のうえで重要な役割を担う。それは現在の事業内容や経営理念、過去の経験等から構成され、今後の達成目標や対象とする相手、利用できる手段等を定める際の指針となる。 また個人においては、マインドセットは職務に必要な知識や技能を明確に意味づけるのに役立つ。同じ知識や技能を学ぶにしても、その意味や目的を意識するのとしないのとでは、結果に大きな違いが出ることがある。

マインドセット(まいんどせっと)とは - コトバンク

 

うん、何言ってるかよくわかりませんね?

 

ざくっというと、常に目的を意識して行動に落とし込むことで、結果も良くなるよってことです。

 

さらに分かり易くバンドで言うと、お客さんが全然入ってない日のライブでも、

 

俺たちはビックになるんだぜ~って思い込む。

 ↓

客入ってないことなんか気にせずノリノリで演奏する。

  ↓

なんかカッコよく見えてカリスマ感出る。

  ↓

結果、少ないお客さんでも盛り上がってええ感じ!

みたいなことです。

 

 

このマインドセットを、僕は金曜日に東京出張が決まった日から、一ヵ月ほどガッツリやりました。

 

なんのために??

 

 

 

 

 

 

 

それはもちろん

銀座コリドー街でナンパするためです!! 

 

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マインドセット:俺はハイスぺリーマン。俺はハイスぺリーマン。財閥系商社とかそんなとこに勤めてたはず。合コン相手に会社名で呼ばれちゃう感じのやつ。立ってるだけでもハイスぺオーラが溢れ出てる。声もアソコもデカいに決まってる。体育会系ノリ大歓迎だし、オラオラしてドヤってりゃ結果はついてくる。よゆーよゆーよゆーよゆー。。。

 

 

 

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こんな感じで、若干間違えたマインドセットを終えた僕は、虎ノ門ヒルズ(近く)での会議を終え、18時頃にはコリドー街に立っていました。

虎ノ門ヒルズにはとりあえず喫煙所だけ行きました。) 

 

 

ここがあのコリドー街か~、確かにサラリーマン多いな~とか思いつつブラブラしていると、「300Bar」の看板が!

とりあえず入ってみることにしました。

 

 

店内の第一印象は、噂どおりのレッドオーシャン!!

 

入った時点でスタンディングのテーブルにわずかに隙間がある程度、男女比は8:2くらいでした。

 

入口で3杯飲める分のチケットを買い、「こりゃ早めに何とかせな!」ってことで、1杯目のビールを取りに行った時に前に並んでた子(以下、前並子)に声掛け。

無事、一緒に飲むことになりました。

 

 

その子が飲んでいた席に戻ると友達(以下、友達子)もいて、女の子2人で飲みに来たとのこと。3人で乾杯し、トークを開始。自己開示として、なぜここに1人でいるかってことを言っておこうと思い、

 

僕「いや~、今日は大阪から出張で来てな、東京勤務の同期と飲みに行く予定やったんやけど、仕事で急に来られへんくなったんやって。

んでせっかく東京きたのに1人で飲みに行くのもなーって同期に文句いうたら、同期がここ教えてくれてん。

『ここでかわいいなと思った子に一緒に飲んでって頼んで来い』って。この辺って有名な出会いスポットなんやってな?」

 

と、しらこいウソを並べ立てたところ、

 

 

 

 

友達子「出会いスポットってこともないよ。

ただこの辺りは飲み屋さんも多いし、その周りに会社も多いから人が集まるってだけじゃないかな。

その中で知り合いになったりすることもあるけど...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いや、しらこい返しがスゴイな!!!

(´-`).。oO(いやコリドー街やで!?その中の300Barやで!?

ナンパしかすることないとこなんじゃないの?

コリドー街って検索したら予測変換でナンパって出てくるよ?

なんならコリ..あたりでヤれるとか出てくるよ???

 

いやでもそーやんな。

始めっからナンパ待ちやとは思われたくないやんな。わかったよ.....俺が悪かったよ.....) 

 

 

という心の声をなんとか抑え込み、軌道修正しながらトークを進めていきました。

 

 

 

・2人は20代後半。OL。

・東京出身。

・学生時代からの友人でお互いの恋愛相談もよくしている。

・前並子は最近彼氏と別れた。

・その彼氏とは大学卒業後すぐからけっこう長く付き合っていた。

・結婚も意識し始めた頃に突然彼氏から別れを告げられた。

・そのため、前並子には次の恋愛を始めるきっかけを持ってほしい。

・だから最近いっしょに飲みに行く機会を多く作っている。

・私のことは気にしなくていい。大丈夫!!

 

といった情報を、主に友達子が勝手に話す形で得つつ、トークは展開していきました。

 

友達子は途中から、別の友達に連絡してこれから合流しようとしていました。

 

(´-`).。oO(これ全然いけるやつなんじゃあ、、友達子は自分でどっか行こうとしてるし、、)

 

 

確か僕は、2人が東京出身だと聞いた後からは、主に

「大阪のおばちゃんがいかにかわいいか」

ってことを真剣に語り、20代女子は今こそ大阪のおばちゃんから学ぶべきみたいな話をしてました。

「アメちゃん持ってないのは女子力が低い証拠」とか適当に言ったら、前並子がアメを一個だけ持っているというミラクルも起こり、良い感じに展開していったと思います。

 

 

 

そして、最初にチケットを買った3杯目を飲み終えそうな時に友達子はトイレへ、そのタイミングで

 

前並子「 この後どうするの?」

 

僕「大阪帰るんは明日やし、晩ご飯食べてもーちょっと飲んで、ホテル帰るだけやで。そっちは?」

 

前並子「私たちも誰か一緒に晩ご飯食べる人が見つかればいいなーって思ってきたんだよ。」

 

(´-`).。oO(いや、ここは出会いスポットじゃないっていうてたんじゃあ??ってかこのままこの子達とご飯いったら、2人分ご飯奢ることになりそやし、コリドー街で遊ぶっていう目標が。。。)

 

 

 

 

 

 

 

 

僕「そっかー、いい人見つかるといいね☆」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

急速に嫌われましたww

 

友達子がトイレから帰ってくるなり「私たちもう行くね。」と告げられ、余ったドリンクチケットを僕にくれ、2人は出て行ってしまいました。

その頃には店内は通路まで人で溢れかえっており、他の子に声をかけることもできず、もらったチケット分のビールを人混みの中、1人飲むことに。

仕方がないので、その時間をマインドセットしなおすことにあてました。

 

 

 

 

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マインドセット:俺はハイスぺリーマン。俺はハイスぺリーマン。って「こっち1人やのに2人に飯奢るんいややなぁ。」とか思う奴のどこがハイスぺリーマンやねん。結果ビール奢ってもらってるし。もう一回ちゃんと思い出せ!気持ちをしっかり上げて、ハイスペックさからくる自信でオーラをまとえ!常に余裕ある態度で相手と接しろ!!

 

 

 

 晩ご飯も食べずにビール4杯とマインドセットをキメた僕は、店を出る頃にはすでに軽く仕上がった状態でした。

 

 

今、思えば、この辺りですでにオーバードーズの予兆があったのかもしれません....

 

 

 

(続く)

 

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自己紹介

はじめまして。アメ村で活動しているGabba Gabba Boys (ガバガバボーイズ)というバンドでDJをしている、たけうちといいます。

 

僕らは30代になってから活動を始めたバンドで、Vo. Gt. Ba. Dr. DJの5人組です。

 

 

バンド活動を通じて知り合ったり仲良くなった人達も増えてきたのですが、なにぶん、ライブハウスでは

思いっきり泥酔しているため、

本当に仲良くなれているかは不安です。

 

そもそも自分が話したことも、相手から聞いたことも、ほぼほぼ覚えてません。

 

これじゃあ友達も増えないぜってことで、少しでも自分の人となりを知ってもらうためにも、日々の出来事や思うことをブログに書くことにしました。

 

音楽に関することや、バンド活動をしていく上で役立つようなことを書くつもりは一切なく、ただただ自分のことを書く予定です。

 

このブログが誰かと出会うきっかけになればいいなと思いつつ、ぼちぼち更新していきますので、よろしくお願いします。

 

 

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